6年 「病気の予防」~健康を守るための私の選択~ 第8時 地域の保健活動
公開日: 2025年2月10日月曜日
「病気の予防」 第8時 地域の保健活動
6年生の保健の学習もずいぶんと進んできました。
第8時では,「地域の保健活動」を学びます。
本校の特徴として,熊本市全域から通学していますので,地域や校区については,
関わりを感じる機会が少ないことが考えられます。
そこで,今回は,ゲストティーチャーとして,熊本市中央区保健子ども課の校区担当保健師さんをはじめ3名の保健師さんをお招きました。
「保健師」という職業を知っている子どもはほとんどいなかったようで,興味深くお話を聴く姿がありました。
保健師さんは赤ちゃんからお年寄りまで,すべての人が健康に暮らすサポートをしていること,また,具体的なサポートしての母子(親子)手帳の交付や地域での健康づくりイベントの実施等の紹介がありました。
熊本市の健康課題についてもいくつかお話がありましたが,小学生は1日に息の上がる運動を60分以上するのが理想というお話をきいて,子どもたちは改めて自分の生活を振り返りました。子どもたちは,「普段は体育とかしてるけど,土日がなかなか・・」のつぶやきも聞こえました。他にも野菜摂取や食事の内容について,学級の事前アンケート結果も関連させながらお話していただきました。
学んだことを班で交流する場面では,保健師さんにも回っていただきました。
こうた:赤ちゃんの生まれた家に一人で行くんですか?
保:そうです。赤ちゃん用の体重計をかついでいきます。
CC:ええ~!!
保:助産師さんと分担してまわっています。
こうた:大変なんですね。
(保健師さんのお話から学んだこと)
はるた:やっぱり体を動かして運動して,食生活も気にしたら健康な生活ができるのかなと思いました。
こうた:保健師さんは校区に一人ずつしかいないのにびっくりしました。とても忙しい大変だしすごいなあと思いました。
ふうた:僕や僕の兄弟が生まれた時は,父や母の二人で世話などをやっていたのかなと思っていたけれど,色々な人が協力して,サポートしてくれていたと知りびっくりしました。
しのぶ:自分も小さい頃お世話になったと思うので,家にかえったらお母さんにきいてみたいなと思いました。
私たちの健康を守るために,地域で行われている様々な保健活動を知った上で,生活状況に合わせて活用していける子どもたちの姿につながればと思います。
これまでに子どもたちは、感染症や生活習慣病の予防、喫煙飲酒の害について学んできました。本時では、薬物乱用の害について学んでいきます。
事前に子どもたちの「薬」や「薬物」へのイメージを出させ、メンチメーターで視覚化しました。
T2(担任)薬のイメージでまず多かったのは「まずい」だね
日頃みんなが飲む薬、腹痛や頭痛の薬を飲むことがあるよね。
体の調子をよくしたりするものだよね。
でも、その他を見てみると、「つかまる」「違法」とか、気になるのもあります。
T1(養護教諭)みんなのイメージにもでてきていたけど、体に害を与える薬というのがあります。
子どもたちの事前のイメージから取り上げながら、健康に害がある薬物について確認していきました。
子どもたちからは、「覚醒剤」がでていましたので、その他の例として、シンナーや大麻をあげ、それらの害について確認していきました。
今回は学ぶ内容も多いため、ジグソー学習を取り入れました。シンナー、覚醒剤、大麻に分けて調べ学習を行い、それぞれのグループで集まって調べた情報を交流しました。
T2何か共通する影響はあった?
ちえこ 身体的な影響はあった
さやか 脳みそとか内臓とか あと幻覚妄想とか。
ちえこ 妄想してるとかおかしくない
さやか こわいよね・・幻覚をみて、やばいことして、それで逮捕されている人もいるみたいだね
子どもたちが調べた内容を出し合わせ、T1(養護教諭)は出てきた語句や内容について補足していきました。
(振り返り)
・私は自分の判断で買うと危ない薬かもしれないので、きちんと医者から言われたものだけを飲もうと思いました。もし自分で買うなら何度も確認してから買おうと思いました。
・一番怖いのは、薬を使いすぎたことによってお金を手に入れるために強盗や犯罪につながることや、心を病んでしまって周りの人に危害を加えてしまうことです。
・シンナーは身近な工事現場でも使われているから、気を付けたい。
・人間が生活をしていく中で、とても大切な脳を侵してしまう最悪な薬ということを知りました。
・かなりショックな内容でした。いくら仲良しの人でも、「大麻一緒にやろう」と言われたら、絶対に断ると思います。
喫煙飲酒でもの害でも体への害を学びましたが、その時よりも体への害や影響を深刻に捉えている子どもたちの姿がありました。
次時は、地域の保健活動へと学びを進めていきます。
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