4年 保健 「体の成長とわたし」~これがおすすめ!成長につながる心と体の健康ガイド~第4時

公開日: 2024年2月7日水曜日


 「体の成長とわたし」の単元構成として、第1~3時を体育科保健領域、第4時を学活、第5時を体育科保健領域、第6時を学活の取り扱いで行っています。
 これまで体の成長について学んできましたが、学んだからこそ出てくる不安や悩みがあると思います。そこで、保健の学習で学んだことを生かして、より自分事として引き寄せていけるような活動を行うために第4時を設定しました。

 前時(第3時)の終盤に「今後どんなことに悩みそうか」と問うた時に多かったのは「月経」「ひげの発毛」「身長の伸び」についてでした。今回はその3項目に、子どもたちが考えやすいように教師がエピソードを付け足したものを提示し、アドバイスする活動を行いました。
 子どもたちの「アドバイスするって難しい」という困り感が表出し、それを全体の困りごととして共有しました。そこから「思春期に起こる悩みや不安を和らげるにはどうしたらよいか」という課題を立ち上げて、友達との交流を通してどのようにしていったらよいか探っていきました。

 子どもたちのやり取りから、「相手のことを安心させる」「大人に近づくことは喜ばしいこと」との気付きがあり、さらに以下のやり取りが生まれました。

あ お:最初共感することだよね。
よしお:確かに。そうすれば、この人も同じ悩みがあるんだって、その人のアドバイスをより信じられるかもしれないね。
あ い:そうかもね。寄り添うっていうのがいいよね。寄り添うというのが一番心配を和らげるから、心のケアにもなるんじゃないかな。

 全体の場では「共感した上で意見をいう」「悩みがある人の気持ちになりきって聞く」等の考えが出され、養護教諭がそれらの視点を見出している姿を価値付けました。

 月経に対して「怖い、痛そう」というイメージをもっていたあやかさんは、友達から「気持ちわかるよ。でも誰でも通る道だから一緒にがんばろう」という既習事項を生かした言葉かけがありました。あやかさんの振り返りでは、「今日はあさみさんとアドバイスしあいました。話し合う前はあんまりしっくりこなかったけど、共感や提案ということを学んだら納得できて少し安心できました」との記述がありました。共感的なかかわりによって安心感につながったことを読み取ることができ、今後の行動変容につながっていくと考えます。

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